【地酒蔵元会】秋の唎酒会(2023年9月26日開催)

国分グループ本社が主催する「秋の唎酒会」が9月26日、日本橋プラザビルにて開催されました。
[イベントに設置されていたパネル]

今回開催されたイベントの詳細はこちら
地酒蔵元会主催「秋の唎酒会」

 4年ぶりの開催となった本会には全国から48の蔵が集まり、日本酒の試飲提供をしながら、自蔵のPRをしていました

 受付を済ませると、有料試飲のチケット5枚と冊子、おつまみの入った袋が渡され、入口でガラスの盃を受け取って、いざ試飲スタート。

 有料試飲のチケットを渡された時には「5杯しか飲めないのかな?」と思いましたが、全然そんなことはなく、各社大吟醸をはじめ高価なお酒は有料試飲にしているものの、ほとんどが無料試飲で楽しめました。

 結局筆者はほとんど有料試飲のチケットを使わなかったので、終わりがけによく知っている蔵元さんに「これ使わなかったので上げます!」と渡してきてしまいました。

とっておき日本酒

この日に試飲したお酒の中で印象に残ったお酒を何点か上げさせていただきます

柏露酒造『柏露花火』/新潟県
瓶内二次発酵の低アルコールのスパークリング日本酒。花火で有名な長岡市の蔵元だけに、商品名も花火!日本酒度-60の超甘口ながら、そんなに甘すぎることなく、梅酒やプラムのような果実味を感じる味わいに香りが広がり、食前酒として口にするにはとても良い印象を受けました。

宗政酒造『宗政 純米吟醸』/佐賀県
独自に用意した「高エステル生成酵母」を使って醸したお酒で、芳醇でありながら柔らかく余韻が短い味わいが特徴。甘さが後を引かないのが驚きでした。口に入れた瞬間の広がりからアンダーまでが短いので食中にも良いと感じられるお酒です。

会全体を通しての印象

 日本酒業界では10月1日を日本酒の日としていることもあって、同様のイベントが週末に集中しており、来場者にとってタイミングとしては、どうかなあと思うところもありました。

 お酒を小売りするには、酒類販売免許が必要となるため、利き酒会の会場では、購入することはできませんが、お気に入りのお酒を見つけたら、ネットで注文することが可能でした

 日本酒に対する評価は、海外でも非常に高く、国内での売り上げの伸びよりも、海外への輸出のほうが、伸びているとのことです。
 食品卸売業の立場からも、海外にむけて日本の食文化を紹介すると共に、日本でも、もっと多くの人に日本酒の楽しさ、素晴らしさを知ってもらう取り組みをしてほしいと願います。

[イベント会場には参加酒蔵の法被が掲示されていた]